猫の脂肪腫
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脂肪腫は人間だけでなく、犬や猫にも出来ます。
特に猫を飼っている人にとっては、気になるところでしょう。
今回は、そんな「猫の脂肪腫」について、見ていきたいと思います。
猫の脂肪腫は、犬の脂肪腫とは違い、
「組織球型」と「肥満細胞型」の二種類が存在します。
脂肪腫は人間でも犬でも高齢で発見されることが多いのですが、
猫の場合は少し異なっており、
・肥満細胞型…老齢(10歳前後)
・組織球型…若齢(2歳から3歳)
と言われています。これは犬との大きな違いですね。
できる部位ですが、一番多いのは「頭部」です。
次に体、手足、という順番になります。
(人間の場合は、男女とも陰部などにできることもあるので、
そうした場所も、念のため注意しておいた方がいいかも知れません)
基本的に良性のものが多く、
数ミリから数センチで、隆起した白いできものの姿をしています。
皮膚型のものが多く、内蔵型は少ないのですが、
犬に比べると、猫の場合、内蔵型の脂肪腫は多くなります。
内蔵型は、高齢な猫の方が多くなります。
でいる部位は、消化管や脾臓と言われています。
内臓型症状が出ると、他の臓器に転移する危険などもあり、
皮膚型以上に、注意が必要になります。
人間の脂肪腫の場合、一般的に触診か、MRI、CTなどの画像検査が行われますが、
猫の場合、「細胞診」というものが行われます。
これは、注射を直接腫瘍に刺して、細胞の組織を少し採取するものです。
そして、それを顕微鏡などで精密に検査するものです。
こうした診断、治療を行えば、猫の脂肪腫でも安心なので、
症状らしきものが現れたら、迷わず早期に受診していただくことをおすすめします。
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