脂肪腫の診療科目
sponsored links
脂肪腫の診療科目としては、
「皮膚科」「皮膚泌尿器科」が初診に適している、と言われます。
ただし、これらは病院によって異なりますので、
電話などで相談し、事前に正確に把握しておくことをおすすめします。
そもそも、脂肪腫の診断になぜ皮膚科が適しているかというと、
脂肪腫というのは、皮下脂肪に関連しておこる「しこり」だからです。
正確に言うと、皮下脂肪は細胞によって構成されているのですが、
その細胞や、脂肪細胞が増殖して、形成されます。
そうして発生する、比較的よくみられる良性の腫瘍です。
良性の腫瘍なので、すぐに切除手術、ということにはあまりなりません。
皮膚科などに行ったあと、経過観察という形になることが多いです。
(脂肪腫は良性ですが、成長して大きくなると、
脂肪肉腫という悪性の腫瘍になってしまうので、
そうならないかどうか観察するための期間でもあります)
そして、切除が必要になった場合は、
局部麻酔か全身麻酔をかけて切除手術を行い、摘出します。
その際、除去してできたスペースに血がたまると、
「血腫」ができてしまうため、それを防ぐために
ビニール管(ドレーン)を入れます。
そのドレーンを、術後2日ほどしたら、除去する手術をします。
そして、7日後あたりに抜糸を行います。
なので、診療科目が皮膚科かそうでないか、
あるいは病院によっても異なるかも知れませんが
大体はじめから終わりまで、7日で手術は完了します。
また、自分では脂肪腫だと思っても、
全然違う診療科目の範囲になる、別の症状かも知れません。
それを診断してもらうためにも、
脂肪腫ができたら、早期の受診をおすすめします。
sponsored links
PR