首の脂肪腫に似た症状

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脂肪腫は首にできることもありますが、

首にできる似たようなしこりが、他にもいくつかあります。

これらの見分けが早期につくと、

初期診断もより正確になるので、

それらを見分けるために、他の症状の解説をさせていただきます。

■１． 甲状腺疾患

これは、甲状腺の異常で起こるものです。

脂肪腫同様、首にしこりを感じるようになります。

その中にも色々種類があり、例えばバセドウ病、

甲状腺がん、橋本病などがあります。

いずれも女性に多い症状ですが、

特にバセドウ病の場合、歌手の絢香さんがかかっていたことで

有名な病気になったかと思います。

■２． 悪性腫瘍

悪性腫瘍、要するに「がん」ですが、

がんが原因でリンパ節が腫れ上がり、それがしこりになります。

でき方にも大きくわけて二通りあり、

・最初から、リンパ節が癌化した

・他の場所で出来た癌が、リンパ節に移ってきた

という風になります。

後者の「転移性リンパ節」の場合、

リンパ節炎のように痛みを伴うことはないのですが、

喉や口、甲状腺の腫瘍がもととなっていることが多いそうです。

■３． リンパ節炎

首のしこりの多くはこれです。リンパ節が腫れるものです。

特に大人よりも子供に多く見られます。

首の皮膚の少し下には、大きなリンパ節が沢山あります。

（大きなと言っても、米粒程度ですが）

これが炎症を起こしたのが、リンパ節炎です。

症状としては、

・首のしこりが急に大きくなる

・首のしこりの数が多い

・首のしこりのサイズが、指（親指以外の指）より大きい

などがチェックポイントとしてあげられます。

いずれの疾患も怖いものなので、

首にしこりができたら、迷わず早期の受診をしましょう。

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