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脂肪腫

いつの間にか出来ている脂肪腫という名のしこり。脂肪腫って?という方も多いと思います。そこで脂肪腫とは何かをわかりやすく解説しています。

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脊髄脂肪腫とは

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脊髄脂肪腫とは

脊髄脂肪腫とは脊髄(神経)の病気である二分脊椎の代表的な症状のひとつです。
脂肪腫とは脂肪組織が皮膚下や筋肉の間にたまることによって生じる脂肪の塊のことで、脂肪腫ができると皮膚が盛り上がり、柔らかいしこりがあらわれます。
一般的に脂肪腫は良性であり、痛みも伴いませんし、体に悪影響を与えることも少ないです。
しかし、その脂肪腫が脊髄の通っている場所に発生することで、背骨に不具合が生じ、脊髄骨が完全に作られていない状態になってしまいます。そして、この状態のことを脊髄脂肪腫と呼びます。
脊髄脂肪腫になると、脊髄の正常な形成が阻止されるので、足の動きや形、排尿、神経に問題を生じることがあります。
脊髄脂肪腫は幼少時に発生することが多く、その症状も成長の著しい3~10歳頃に悪化する確立が高いです。
また、脊髄脂肪腫は脊髄髄膜瘤や脊髄空洞症を合併することがあります。

二分脊髄症とは

脊髄脂肪腫が脊髄(神経)の病気である二分脊椎の代表的な症状のひとつであると書きましたが。二分脊髄を知らない人も多いと思います。
文字通り二分脊髄とは脊髄が二つに分けられた状態を指します。二分脊髄では脊髄が完全に形成されないのでさまざまな神経障害を起こします。
そして、この二分脊髄は脊髄の分けられ方によって二つの症状に分類されます。脊髄髄膜瘤のように神経組織が直接皮下に露出している状態を顕在性(開放性)二分脊椎、神経組織が皮膚に覆われ、皮下で脂肪などと癒着している状態を潜在性(閉鎖性)二分脊椎と呼びます。
顕在性二分脊椎と潜在性二分脊椎では発生する症状が一部異なり、脊髄脂肪腫は潜在性二分脊椎に特有の症状となっています。

潜在性二分脊髄について

二分脊椎症は先天性の神経管閉鎖障害です、顕在性二分脊椎は患部が外部から見えるので、羊水検査や超音波(エコー)検査などで、出生前に診断されることもあります。しかし、潜在性二分脊椎は患部が外部から見えないので、出生後に診断されることがほとんどです。
脂肪腫は時間の経過とともに大きくなるので、脊髄脂肪腫は幼児が成長するにつれて発見しやすくなります。しかし、脂肪腫の拡大は同時に脊髄脂肪腫の症状の発生・悪化にもつながります。
脊髄脂肪腫は最初から症状を伴っているわけではありません。しかし、脂肪腫が大きくなるにつれて症状が発生し、一度症状が発生すると、手術によって治療してもその症状は完全には治りません。
そのため脊髄脂肪腫に気づき次第、症状が発生する前に医師に相談・治療することをお勧めします。
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