血管脂肪腫について
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脂肪腫は基本的に痛みを伴わないものですが、
まれに痛みを伴うものもあります。
その一つが「血管脂肪腫」です。
人によっては、十個から数十個の血管脂肪腫が、
全身の各部の血管にできることもあるようです。
普通の脂肪腫と違って、痛みを伴うため、
手術が行われることが多いようです。
手術前の検査としては、画像検査がメインとなります。
MRI検査、CT検査、エコー検査などが、それにあたります。
しかし、これだけではまだ、その血管脂肪腫が、
脂肪肉腫などでないかどうか判別するのが難しいようです。
ちなみに、脂肪腫には、体の浅い部分にできる
「浅在性脂肪腫」と、深い部分にできる「深在性脂肪腫」の
二種類があるのですが、血管脂肪腫でも同様です。
(「深在性脂肪腫」は、たとえば筋肉の間、
筋肉の内部、筋膜の下などの部位にできるものです)
脂肪腫は手術をしないですむこともありますし、
しても局部麻酔で終わることが多いのですが、
痛みをともなう血管脂肪腫で、
しかもこうした「深在性脂肪腫」だと、
手術が難しくなるため、全身麻酔や腰椎麻酔を
行うこともあるようです。
ちなみに、血管脂肪腫が神経や血管にくっついていてしまった場合、
手術中にそれらに影響をあたえてしまうと、
術後に機能障害が見られることもあるようです。
(こうして聞くと、脂肪腫に比べて、
血管脂肪腫というのは本当に怖いものであることがわかりますね)
脂肪腫ができる原因が不明であるのと同様、
血管脂肪腫ができる原因も不明であるので、
予防法はないのですが、痛みを感じたら、
早めの受診をしていただくのがいいでしょう。
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