肝血管筋脂肪腫について
sponsored links
脂肪腫には、痛みを伴う「血管脂肪腫」がありますが、
肝臓にできるものの場合、「肝血管筋脂肪腫」というものもあります。
脂肪腫は基本的に良性であり、命に関わるものではないですが、
肝血管筋脂肪腫の場合、肝細胞がんと似ていることがあり、
注意が必要です。
また、肝臓にできる腫瘍には、
他にも色々な種類があり、それらについても紹介していきましょう。
■1.肝細胞がん
これは、慢性の肝炎(ウィルス性肝炎によるもの)が癌化してできたり、
肝硬変状態の肝細胞が癌化してできた腫瘍です。
つまり、もともと肝臓に疾患を抱えている人に起こるのですが、
現時点で肝臓に疾患がないからといって、油断は禁物です。
まれに正常な肝臓にも起こりますし、
アルコールなどの過剰摂取で問題を起こしている、
障害肝にも起こりえます。
■2.胆管細胞がん
肝臓の中には胆管細胞がありますが、これが癌化して起きた腫瘍です。
上の肝細胞がんにくらべ、正常な肝臓に発生することが、
比較的多いと言われているものです。
■3.嚢胞(のうほう)
これは、腫瘍とよく似ていますが、腫瘍ではありません。
良性の病変であり、薄い壁(膜)に囲まれた中に、
透明な液体が貯蓄される、袋状のものです。
■4.転移性肝腫瘍
これは、脂肪腫などと違い、悪性の腫瘍になります。
(脂肪腫でも転移していくものは悪性のものになりますが、
転移する、というのは悪性の条件なんですね)
肝臓にない成分からできた、肝臓内のできもののことを指します。
これらの症状は、どれも怖いものですので、
脂肪腫の診断ついでに、早期発見できたら安心です。
そのため、脂肪腫自体は危険でなくても、
これらの早期発見にもつながると思い、早めの受診をするのがよいでしょう。
sponsored links
PR